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「住」 職人紹介
木版画/原田 裕子 photo木版画/原田 裕子「知識・ 伝統・技術を根幹に宿らせ、新しい世代の伝統木版を伝えたい」
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仕事の概要

摺りの工程は、和紙にドーサを引く→裁断する→湿す→色を作る→摺る→乾燥させる という流れになっています。
出来上がった摺り物は依頼先(版元等)に納めます。また、オリジナルのものは仕立てなどを施し、店舗やオンラインショップで販売、あるいは取引先へ卸しております。

仕事を始めたきっかけ

大学時に今の師匠から木版を学んでいて、卒業を迎える年に仕事へのお声かけをいただきました。
徒弟制度や伝統工芸の世界だという意識を特別もって就いたわけでなく、ただ木版が好きだったということと、師匠が尊敬できる人であったということが決断に至った理由です。

仕事への想い

「好きになってもらいたい」という想いがあっていつも仕事をしています。
「商品を好きになってもらいたい」「竹笹堂を好きになってもらいたい」という強い想いがあり、「技術はそのための手段のひとつ」と考えています。だから、私にとっては技術を高めることだけでなく、世の中のニーズを読み取れること、そして喜んでいただけるもの・ことを発信していけることがとても重要なことなのです。
実際、今職人として世界に通用する受け継がれてきた技術を持って、工房の外の新しい分野に展開することで、可能性がどんどん広がっていることを実感していますし、次なる出会いに胸を膨らませています。もちろん、この技術があること、実際に摺師として仕事をしていることが大前提であると考えているので、毎日摺り台に向き合えるんです。

生い立ち

木版との出会いは小学校の図工の時間。彫刻を施した板を摺ることによって平面の絵をつくるという工程のおもしろさや、版画だからこそ作品に生み出される偶然性があるということに感動した思いが、私が今の仕事に就いていることに繋がっていると思います。

師匠との出会い

教育大で美術教育を専攻していたので、教育実習で木版画の授業を持ちました。その授業で使う木版用の絵の具を画材屋さんへ買いに行ったのですが、売り切れ。
そんな時タウンページで『木版』という文字を発見、藁をもつかむ思いで飛び込んだのがこの工房で、師匠との出会いです。

お客様とのエピソード

「京都」「和」的なものを求めて来られるお客様が多いので、今はそれを楽しんでいただけるような商品やお店の雰囲気作りを心がけています。
また逆に、教室の生徒さんから季節に応じたお菓子を頂いたり、京都の慣わしを教えていただいたりと、私の中の「京都らしさ」を育てて頂いています。

将来の夢

これからも会社も自分もまわりも進化しつづけていけること、たくさんの出会いにワクワクできること、たくさんの人に喜んでいただけること、好きになってもらえることが目標です。

木版という技術と京都という土地の魅力に自信があるからこそ、これをしっかりもって、ビジネスという形で想いを実現していきたいです。

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