このページの本文へ移動
ページの先頭です
以下、ナビゲーションになります
以下、本文になります

大上 高充

客員教授:大上 高充(おおうえ たかよし)

大上 高充(おおうえ たかよし)
社会が必要とする場所へお金を供給することにより、イノベーションの社会実装を支えているのが、株式市場です。80年代以降、金融市場がグローバル化する中で、日本の株式市場は世界のリスクマネーを引き寄せられず、「失われた30年」と呼ばれる状況に陥りました。その反省から「資本コストや株価を意識した経営」が政府主導で推進されていますが、果たして企業はベンチャー精神を回復できるのでしょうか。私自身は上場企業の理財部門からスタートアップ界隈へ仕事場を移すに至り、究極の株主資本主義を目の当たりにしています。上場企業であれ、スタートアップであれ、資本の出し手と受け手を繋ぐ共通言語として機能しているのが、企業価値です。
講座では、PBRやROICといったファイナンス理論を理解したうえで、企業価値に対する独自の思考を深めることを目指しています。企業価値は正解のある固定的な概念ではなく、社会・科学・技術の変化によって企業の存在意義が刻々と変化する動的なものでしょう。皆様の企業価値ジャーニーにお供させていただきます。

担当科目

ビジネス専攻

  • 企業価値経営

専門分野

  • 経理・財務・経営管理

履歴等

横浜市立大学 商学部卒業、BOND大学(豪州)経営学修士課程修了。元オムロン株式会社 執行役員 グローバル理財本部長。1985年 立石電機株式会社(現オムロン)入社後、理財本部配属。制御機器事業 欧州子会社 コントローラ、中国本社 戦略部部長、制御機器事業 経営管理室長/企画室長を歴任。オムロン独自の「ROIC逆ツリー」や、PPMの導入・展開を主導し、東京証券取引所「企業価値向上表彰」の大賞を受賞するなど、同社の企業価値向上に貢献した。現在は、独立行政法人 中小企業基盤整備機構 Science Tokyo 横浜ベンチャープラザのチーフインキュベーションマネージャーとして、スタートアップの育成、エコシステム作りに取り組む。