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修了生インタビュー vol.9

キャリアアップを目指すDBSでの学びと挑戦

1. これまでのご経歴とお仕事を教えてください

修了生インタビューvol.9_3  (103267) 山本 崇之さん
入学:2022年4月、修了:2024年3月

関西大学商学部を卒業した後、電気系の装置を扱う会社に営業担当として就職しました。その後転職し、現在はユーロフィン分析科学研究所(以下、E-ASL)という化学系の会社で営業として働いています。E-ASL入社の約1年後、同志社大学大学院ビジネス研究科(DBS)に入学しました。

2. DBSに入った理由を教えてください

きっかけは、現在働いているE-ASLに入社して約一年が過ぎた頃、神戸大学でMBAを取得した経験を持つ上司から「MBAを取ってみるのはどうか」とアドバイスされたことでした。仕事をする中で高学歴な人や理系で院卒の人と関わることが多く、一方で文系は大学院に進むことも少ないため学歴が頭打ちになる印象を感じていました。そんな中で上司の勧めを受けて、DBSに入って学び直すという道もあると考え始めました。妻にDBSのことについて相談したところ、「今しか行けないのだからすぐに学んでくるのがいいのではないか」との後押しもあり、DBSへ入ることを決めました。

3. DBSでの学びが活かされた経験を教えてください

修了生インタビューvol.9_1   (103265)

DBSではミクロ経済学やイノベーションなど、経営学の中でも比較的基礎的な科目を多く履修しました。ゼミなどの学内での取り組みを通じて学びを深める中で、知識量が増えたことはもちろん、MECE(もれなく、被りなく)な考え方ができるようになりました。自分のアイディアを表現する際や人の意見を解釈するときに、「他に見落としている側面があるのではないか」「同じことの繰り返しになっていないか」ということを意識できるようになったのはDBSでの経験があったからだと思います。また、こうした学びから、実務の場でも相手が疑問を持ちそうな箇所をディスカッションの前に想定して備えることができたり、意見の食い違いが両者の置かれた立場から発生していることを理解できたりするようになりました。他にもDBSを通して学びとなったこととして、読書が習慣になったことが挙げられます。たくさんの本を読む経験によって、読む速さ自体が各段に上がったことや、主張されているポイントを掴めるようになったことで、修了した今でも継続して多くの情報と触れ合うことができるようになりました。また、もともと英語が得意ではなかったのですが、教授が設定してくださった留学生と話す機会をきっかけに、積極的に英語を用いたコミュニケーションに取り組めるようになりました。

4. どのような人にDBSに来てほしいですか

どのような人にでも入ってほしいです。実は、管理職を目指す人だけではなく、自身の所属する会社や団体に何か違和感があるという方にもおすすめです。DBSで知識を得ることで、「なぜ不満に感じるのか」「現状がどのように非合理的なのか」を明確にすることができれば、その解決に一歩近づきます。働きながら学ぶことは確かに高いハードルがありますが、仕事を通して様々な業界を知ったうえで経営学分野に触れることは、学部時代に学んでいた頃と比べて知識の納得性が大きく違いました。また平日になれば、土日で学んだことをすぐにアウトプットできるということも社会人として働きながら学ぶ利点です。少しでも関心を持つのであれば、どなたにも挑戦して欲しいと思います。

5. 山本さんの今後の展望を教えてください

私が入学した理由にもなるのですが、私は昔から、マネージャーをやりたいという思いを強く持っていました。今でもマネージャー職を目指す思いは変わりませんが、DBSに入って視野が広がり、国内部門に限らずグローバル部門のマネージャーになることも目標になり始めました。ただしその前に、これはDBSの修了式で教授に言われたことなのですが、学び直しをしたくても様々な事情で大学院などに通えない人もいますので、自分がDBSで学んできたことを周囲に還元していくことも非常に重要で、これも今の私が持つミッションであると思っています。

6. 様々な挑戦を続ける山本さんから学部生や下の世代にメッセージはありますか

修了生インタビューvol.9_2  (103266)

DBSの修了課題としてソリューションレポート(SR)を作成しました。実務においては多くのプロジェクトが長くても三ヶ月程度ですが、SRは一年くらいかけて一つのテーマに向き合います。学部や大学院で、一年あるいはもっと時間をかけて一つのテーマと対峙できるということは、大変貴重な経験です。DBSで一つのテーマについて一年じっくり研究することで、三ヶ月程度では考えの及ばないところまで思考を巡らせる体験ができ、多くの気づきを得ることができました。長い時間をかけて一つのテーマを深掘りしていくことでしか得られない学びを、多くの方に経験してもらいたいです。

※本記事の内容、肩書き等は2024年8月時点のものです。
(取材 同志社学生新聞局)