吉田 悦章
教授:吉田 悦章(よしだ えつあき)
現代の産業社会に生きる上では、「『混沌の秩序化』と『秩序の創造的破壊』の同時思考に基づくアクション」が重要と捉えています。その基盤とする上で肝要な学問分野は、哲学と数学と言えるでしょう。私自身も、厳格なファイナンス理論を教え計量分析のプログラミングに没頭する一方で、イスラームの教義は環境問題をどう評価するのか、日本で寄付行動を活発化させるにはどうしたらよいか、といった命題に思考を巡らせています。多面的で深淵な思索と、明快で迅速な実践を両立できるビジネスエリートを育成すべく、日々精進したいと考えています。
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担当科目
グローバル専攻
- Finance
- Japanese Business Practices
- Making Sense of the Global Economy
- Investment in Asia
- Information Technology / Management
専門分野
- 国際金融
- 新興国ビジネス
- SDGs経営
- イスラーム金融
- AIビジネス
履歴等
京都大学博士(地域研究)
ハーバード大学留学後、一橋大学商学部卒業。日本銀行、国際協力銀行にそれぞれ10年以上勤務。この間、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科特任准教授、早稲田大学ファイナンス研究センター客員准教授等を兼務したほか、2019~21年にはウズベキスタン共和国情報通信省副大臣を務めた。2022年4月より現職。元京都大学経済研究所客員教授。
著書・論文等
(著書)「グローバル・イスラーム金融論」ナカニシヤ出版(2017) ほか、共著1冊を含め計5冊。(主要論文)「ウズベキスタンにおけるミルジヨエフ現政権下の近年の財政行動とその展望:債務上限、コロナ禍、イスラーム経済」『立命館アジア・日本研究学術年報』第4号 pp.45-69 (2023)"FinTech-Enabled Cash Waqf: Effective Intermediary of Social Finance" in Ali, K.M. et al. (eds.) "Revitalization of Waqf for Socio-Economic Development: Volume I", Palgrave Macmillan, pp.43-58 (2019) など。