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修了生インタビュー vol.16

仕事・家庭・育児の調和を図りDBSで新たな成長を遂げる

1. これまでのご経歴とDBS入学のきっかけを教えてください

修了生インタビューvol.16_2  (108335) 三好 麻子さん
入学:2020年4月 修了:2022年3月

私は同志社大学を卒業後電機メーカーに就職し、半導体の設計開発に従事した後、新規事業開発に携わっています。新規事業の推進にあたり技術だけでなくマーケティングや会計など幅広い知識が必要だと感じ、DBS(同志社大学大学院ビジネス研究科)への入学を決意しました。DBSでの学びを活かして取り組んだ水素関連製品は、社内外で賞を獲得することができました。現在は事業戦略の立案推進に取り組むとともに、学びをさらに深めるため他大学の博士後期課程に在学しています。

2. DBSを選んだ理由を教えてください 

同志社大学の良心に基づく教育理念と、自分自身が持つ「技術だけでなく、社会貢献を果たせるビジネスを追求したい」という思いが一致したからです。さらにDBSの求める学生像である『イノベーションに取り組み、単なる「ものづくり」企業からの脱皮と、市場のグローバル化、製品等のコモディティ化に対応しうるマネジメントのあり方に解をみつけだそうとする高い意欲を有する学生』が、自分の目指す姿に合致していました。このような教育方針に深く共感し、DBSでの学びが自分のキャリアに大きな力を与えてくれると確信しました。
ビジネススクールで学ぶためには、費用がかかるのはもちろん膨大な課題をこなす必要があります。そのため、独身の人や子育てや家事をパートナーに任せられる人でないと、仕事を続けながら2年間DBSに通うことは難しいと思っていました。ですが科目等履修制度を活用しDBSの授業を体験してみて、その内容の充実度と自分の仕事に即座に役立つ実践的な内容に感銘を受けDBSにチャレンジすることを決意しました。仕事と学業を両立させるために、入学後も業務に余裕のある時は平日夜の授業を履修するなど工夫しました。その甲斐があり、予想以上に柔軟かつ実践的な学びを進めることができました。

3. DBSで得たものを教えてください

修了生インタビューvol.16_1  (108333) 修了式にて

DBSでの学びは、私にとって非常に大きな効果をもたらしてくれました。新規事業の開発担当になった当初、私はこれまでの技術職としての経験に頼るしかありませんでした。しかし、DBSで学んだ組織運営や財務、経営戦略の知識は私の業務に直結しており、今まで凝り固まっていた視野を大きく広げてくれ、事業全体を見渡すことができるようになりました。技術的に優れた点があっても、それを事業として成功させるためには、調達や製造、営業といった他の部門との連携が必要不可欠であることを痛感しました。このように、DBSでの学びを通じて、技術に偏りがちな視点を修正し、よりバランスの取れたマネジメント能力を身につけることができました。
さらに、DBSでは、異なる業種や年齢層の学生と共に学ぶことで、多様な視点から物事を捉える力を養うことができました。自分の業界では見えてこない問題や解決策を、他の業界から学び取ることができたのは非常に貴重な経験です。異なるバックグラウンドを持つ仲間とのディスカッションを通じて、物事をより多角的に見る力が身についたと感じています。
修士論文に該当するソリューションレポートの作成では、仕事が多忙で完成を遅らせようかと考えたこともありました。しかし、ゼミや授業で一緒に学んできた同級生たちが「一緒に修了式を迎えよう」と励ましてくれたおかげで、諦めずに期限内に提出することができました。同級生とは修了後も食事や旅行に行くなど、交流が続いています。

4. どのような人にDBSに来てほしいですか

DBSには、挑戦心を持つすべての方にぜひ来ていただきたいと思います。社会人として仕事を続けながらDBSで学ぶことは、確かに大変なことです。しかし、DBSでは様々な背景を持つ多業種の学生が集まり、フラットな関係でお互いに学び合える場が提供されています。私が在学していた時期には、大学を卒業したばかりの20代の学生から60代のベテランまで、幅広い年齢層の学生が共に学んでいました。役職や年齢に関係なく同級生として、皆が対等な立場で学び合うことができる環境は非常に刺激的であり、これを通じて自身の視野を広げ新たな成長の機会を得ることができるのは、DBSならではの貴重な経験だと思います。

5. 今後の展望を教えてください

今後は、現在所属している事業戦略を立案する部門において、DBSで得た知識を活かしながら水素関連製品の開発などを通じてカーボンニュートラルの実現に貢献することで、事業成長と社会課題の解決に取組みたいと考えています。また、自分自身がDBSでの学びを通じて成長できたように、次は私がその支えとなり、後進の挑戦を応援していきたいと考えています。

※本記事の内容、肩書き等は2024年11月時点のものです。
(取材 同志社学生新聞局)