同志社大学大学院 ビジネス研究科

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研究科長からのメッセージ

児玉 俊洋 研究科長

児玉 俊洋 研究科長

 同志社大学大学院ビジネス研究科(同志社ビジネススクール、DBS)が、2004年の創立以来送り出した修了生は、国内外の様々な分野の企業、組織で活躍しています。同志社ビジネススクールには、ビジネス専攻とグローバル経営研究専攻があります。ビジネス専攻は、主として日本語で講義を行い、社会人が働きながら学ぶことができるように講義時間帯を設定しています。これによって、講義で得た知識を随時実務に活かすこともできるようになっています。
 同志社ビジネススクールビジネス専攻は、その人材養成目的において、「同志社大学の建学の精神である良心教育に立脚」するとしています。同志社大学の建学の精神は、創立者の新島襄による「同志社大学設立の旨意」(明治21年)に示されています。そこでは、同志社の「目的はただ単に普通の英学を教えるだけでなく、徳性を磨き、品性を高尚にし、精神を正しく強めるように努め、ただ技術や才能のある人物を育成するだけでなく、いわゆる「良心を手腕に運用する人物」(良心の全身に充満したるますらお)を生み出すこと」であるとするとともに、真理と他者への思いやりの情を重んずるキリスト教を徳育の基本とする(『現代語で読む新島襄』p.216)としています。
 私は、このような良心教育の考え方は、企業経営においては経営理念を重視することに通ずると考えています。経営理念とは、多くの論者によって、その企業は何のために存在するのかという基本的目的、および、経営判断のよりどころとなる基本的価値観や行動規範を示すとされています。企業経営はその存続のため利益を確保する必要があることは当然ですが、それだけでなく、正しい価値観の下、わが社は何を目的とし何をもって世の中に貢献するかを考え、実行する姿勢がその企業の成長、発展にとって極めて重要であるということです。
 ビジネス専攻の人材養成目的は、また、「グローバルな視野の下、伝統を踏まえそこから不断のイノベーションを生み出すことを通じて、企業や組織の持続的発展を推進できる次世代ビジネスリーダーを育成する。」としています。グローバルな政治、経済環境の目まぐるしい変化を視野に入れ、経済、社会の変化に的確に対応する能力の育成に注力するとともに、京都に位置する経営系専門職大学院の特徴として、京都に自立的発展を目指す中小企業と先端技術をもって世界で活躍する大手企業が多いことを反映し、中小企業と地域経営およびイノベーションを重視した科目構成としています。
 以上のような特色を持った同志社ビジネススクールには、大手、中小・ベンチャーを含む多数の企業、および、医療、福祉、教育、公共部門など各種分野の企業、組織の人々が集い、さらに、グローバル経営研究専攻に集まる世界約30か国の学生ともあいまって、相互に刺激を与えあって学習効果を高めています。
 企業、組織で実務を経験するうちに切実な問題意識を持ち、経営に関する体系的な学習の必要を感じていらっしゃる方は多いと思います。そのような方々に是非、同志社ビジネススクールで学び、学んだ成果をもってそれぞれの企業、組織でリーダーシップを発揮し、それを通じて経済、社会に大いに貢献していただきたいと切に願っています。

ビジネス研究科長 児玉 俊洋