同志社大学大学院 ビジネス研究科

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研究科長からのメッセージ

山下貴子 研究科長

山下貴子 研究科長

同志社大学大学院ビジネス研究科(同志社ビジネススクール:Doshisha Business School、以下DBS)は2004年に設立され、社会人が働きながら日本語で学ぶビジネス専攻およびビジネスでの活躍を目指す世界の留学生が英語で学ぶグローバル経営研究専攻による教育を通じて、ミッションを反映した人材を輩出するとともに、教育とビジネスの実践を支える研究および社会貢献活動を行うことを通じて、経済社会の持続的な発展に貢献するビジネススクールとなることをビジョンとして掲げています。
DBSの特色のひとつは、同志社大学の建学の精神である「良心教育」に立脚するということです。「良心教育」の考え方は、創立者の新島襄による「同志社大学設立の旨意」(明冶21年)に示され、智育だけでなく心育や徳育といった人間的側面を重視し、他者への思いやりの情に厚いキリスト教主義を徳育の基本としています。これをDBSの教育に当てはめると、経営理念を重視すること、すなわち、それぞれの企業が、健全な価値観の下、わが社は何を目的とし何をもって世の中に貢献するかを考え、実行する姿勢を重視することに通じています。企業経営は存続のため利益を確保する必要があることは当然ですが、DBSではこのような良心教育の考え方に基づき、企業経営においても、正しい価値観の下、何を目的とし何をもって世の中に貢献するかを考え、実行する姿勢を重視しています。これは、昨年から世界的に新型コロナのパンデミックが起こり、なお収束が見えない中において、とくに重要な考え方です。
DBSのもうひとつの特色は、京都の伝統と革新をもたらす知恵を教育に反映することにあります。京都は、古来の歴史を背景に京都文化を軸とする伝統産業が存続するとともに、世界的な競争力を持つ企業を輩出しています。近年の経営学の用語を用いれば、「伝統」は既存分野での事業の一層の発展を図る深掘りにも通じ、「革新」は試行錯誤を伴いつつ新たな事業分野を探索することに通じます。DBSでは京都に位置するビジネススクールの使命として、伝統を踏まえ不断の革新を生み出すことを通じて、経済社会の変化に的確に対応し企業や組織の健全な成長を担えるリーダーシップの育成を重視しています。さらに、京都には自立的発展を目指す中小企業が多いことを反映し、中小企業と地域経営およびイノベーションを重視した科目構成も特徴としています。
DBSには、大手、中小・ベンチャーを含む多数の企業、および、医療、福祉、教育、公共部門など各種分野の企業、組織の人々が集い、さらに、グローバル経営研究専攻に集まる世界約30か国の学生ともあいまって、相互に刺激を与えあって学習効果を高め、多様性と包摂性をもって行動する人物の育成を重視しています。経済社会の変化に的確に対応し、企業や組織の健全な発展を推進することのできる高度な知識の獲得を目指し、コロナ禍においても教員と学生が一体となって創造性と工夫を凝らして、効果的な教育環境の新常態(ニューノーマル)を作り上げています。企業、組織で実務を経験するうちに切実な問題意識を持ち、経営に関する体系的な学習の必要を感じていらっしゃる方は多いと思います。そのような方々にぜひ、同志社ビジネススクールで学び、学んだ成果をもってそれぞれの企業、組織でリーダーシップを発揮し、それを通じて経済、社会に大いに貢献していただきたいと切に願っています。

ビジネス研究科長 山下貴子