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修了生インタビュー vol.18

京都の文化とビジネスの融合を目指して

1. これまでのご経歴を教えてください

修了生インタビューvol.18_1  (108751) 関根 理沙さん
入学:2021年4月 修了:2023年3月

早稲田大学在学中に、幼少期から興味を持っていた京都の文化、とりわけ平安時代の文学や文化に魅了され、同志社大学への国内留学を1年間経験しました。卒業後は、日本の文化的魅力を発信できる仕事に就きたいと考え出版社に入社、編集者として旅行雑誌の制作に携わりました。その後、新規事業の開発担当となり、飲食店の立ち上げや地域産品のブランディングを通じて地域創生にも取り組みました。こうした経験の中で、経営やマーケティングの知識不足を痛感し、体系的にビジネスを学ぶ必要性を感じてDBSへの進学を決意しました。

2. DBSを選んだ理由を教えてください

DBSを選んだ最大の理由は、カリキュラムが私の目指す方向性と深く結びついていたことです。DBSでは京都の伝統文化とビジネスを融合させた独自の授業が展開されており、この点に大きな魅力を感じました。出願を検討していた際にその授業を担当されていた村山先生と面談する機会があったのですが、私の将来ビジョンや学びの目標について親身に相談に乗っていただき、「君の考えていることは間違っていない」とおしゃっていただいたことが入学を決意する決め手となりました。
文学や歴史を専攻していた私にとって「文化に宿る魅力やその精神性を広く伝えることを自分のビジネスにする」という目標を実現するには、消費者のニーズに応える視点が必要と感じていました。文化ビジネスを扱っており、また伝統と革新を重視するDBSは、その答えを見つけるのに最適な環境でした。

3. DBS入学前と入学後での変化について教えてください

修了生インタビューvol.18_2  (108752) 学位授与式にて

入学前はビジネスに対して漠然と「美しさがないもの」と感じていました。しかしDBSで経営や財務を学ぶ中で、社会の要請に応えながら利益を生み出す行為がいかに尊いものであるかを理解しました。これにより、企業や業界を越えて社会全体に貢献する視点を持つことができました。
DBSで得た学びを振り返り、私たちはよく「世の中をよりよく見るためのレンズを300万円で手に入れた」と表現します。その価値は非常に大きく、自分の考え方や価値観を根本から変える貴重な経験でした。また、新規事業に取り組む際には答えのない課題に直面することが多かったのですが、DBSで学んだ中小企業経営やイノベーションの視点はその解決に大いに役立ちました。

4. どんな人にDBSをおすすめしたいですか

修了生インタビューvol.18_3  (108754) 同期の片岡さんと

若い世代や新たな事業に挑戦したい方に特におすすめです。40代、50代の経験豊富な先輩方との熱心な議論の場が設けられ、それは若い世代にとって得難い財産になります。また、グループワークでは自分の事業の課題を取り上げ、異なるバックグラウンドを持つ仲間から具体的なアドバイスを得ることができます。このプロセスを通じて多角的な視点が養われ、実践的な解決策を見つけられるようになります。
さらに、自分の強みがまだ明確でない方にもDBSは理想的な学びの場です。幅広い知識や経験を組み合わせることで新たな可能性が広がります。先生方は良心教育に基づき、一人ひとりの学生を親身にサポートしてくださいます。様々な世代の女性との交流からも多くを学び、視野を広げる貴重な機会となりました。

※本記事の内容、肩書き等は2024年12月時点のものです。
(取材 同志社学生新聞局)